Marika Takeuchi - Morning Light

2016年5月22日

artist



ボストン在住の作曲家・ピアニストであるMarika Takeuchiさんから、楽曲の紹介のご依頼をいただきました。Marikaさん、ありがとうございます!
今回は彼女の音楽の素晴らしさを存分にお届けします。

『Morning Light』というタイトルのこちらの楽曲。Marikaさんが4月にリリースされたニューアルバム『Colors in the Diary』の最後を飾る一曲です。

『Colors in the Diary』では、テーマである“色彩”が12の曲から表現されています。それはまるで、聴く者に色鮮やかな情景を見せる、“音楽の絵日記”。
どのページにも、あなたを魅了する美しい風景が描かれています。
最終頁である『Morning Light』にも美しい景色が現れますが、他の曲とは印象が異なります。
クラシカルでミニマルなピアノの音色は、まだ夢の世界にいるのだと錯覚させます。しかし、時として胸に突き刺さる美しい旋律で、夢の世界以上に鮮やかな現実へと、私たちは呼び戻されます。目に映るのは、思い描いた景色ではなく、現実の景色です。この曲は、そこへの架け橋となる、“無色の音楽”なのだと感じました。
眠るのも忘れて眺めていた絵日記を読み終わろうとしたころには、既に夜は明け、朝の光が私たちに差し込んできます。この旋律が聴こえ始めた途端、私たちは自分自身を傍観していることに気づくのです。
そして、無色という色があるからこそ、他の色の存在感は際立ちます。美しい、彩光きらめく本作のアルバムジャケットにおいても、無色は構成要素の一つです。夢の締めくくりであるこの一曲もまた、アルバムをさらに美しく彩っているのです。

以下はアルバムの紹介映像です。



アルバムのプロデューサーは、Windam Hillの創設者、William Ackermanさん。レコーディングには、彼のプロデュース作ではすっかりお馴染みのEugene Friesenさんが参加しています。また、ボストン交響楽団のバイオリニストであるSi-Jing Huangさんとも共演とのこと。
Marikaさんも敬愛する、Windam Hillの“色”も全面に押し出されたアルバムとなっています。

著名な作曲家であるメシアンのように、音を聞くと色が見えるという、「共感覚」をもつ人々が少数ですが存在します。その能力を持ち合わせずとも、あなただけの“色の情景”をしっかりと心に刻み込ませる音楽が、『Colors in the Diary』にあります。
鮮やかな世界観から、私たちの現実をもさらに彩る……
みなさんも是非、アルバムのテーマである“色彩”が自分にとってはどのような情景なのか、感じてみてください。

ライブについて

来日ライブが行われるので、アルバムと併せてこちらも要チェックです!
詳細は彼女の公式サイトと下記の各リンクにて。

日程は以下