ウィンダム・ヒルとは?


テレビやラジオなどで今なお耳にする機会の多い名曲『Longing/Love(あこがれ/愛)』で知られるピアニスト・George Winstonさんや、アコースティックギター界に多大な影響を与えたことで知られるギタリスト・Michael Hedgesさんなど、数多くの素晴らしいアーティストを輩出したことで知られるミュージックレーベルが、Windham Hill Records(ウィンダム・ヒル・レコード)です。

世界中でブームとなるなか、テレビコマーシャルのBGMに同レーベルのリリースが採用されたことで、国内でも一躍人気となります。来日コンサートはもちろんのこと、国産映画とのタイアップも行われるほどでした。

NewAge、Healing、EasyListening、Lounge、Ambientといったジャンルに分類される、ギターやピアノをフューチャーしたインスト作品を数多くリリースしている点が特徴です。しかし、レーベルの発足に際して、レーベルカラーが徹底して統一されたことにより、もはやWindham Hillというジャンルが確立しているように思えます。そこには、レーベルの創始者であるWilliam Ackermanさんの影響があります。

彼の幸せとは、庭仕事や大工仕事をしながら、豊かな自然を眺め、素晴らしい音楽家である友人たちに自身のギターの演奏を聴かせることなのだそうです。事実、多額の収入と引き換えに多忙を余儀なくされるレーベルの代表職に嫌気がさした彼は、人里離れた場所に自宅兼音楽スタジオの山荘を自身で建て、現在もそこで生活しています。そんな彼の人柄とこだわりによりレーベルの方向性が固まっていたため、Windham Hill Recordsは唯一無二の存在となれたのです。

大工仕事の傍らに始めたレーベルが、「80年代音楽シーンの奇跡」と言われるまでに成長するとは、彼自身も予想してはいなかったでしょう。レーベルはすでにAckermanさんの手から離れましたが、「風景が音になり音が風になる」というレーベルのキャッチコピーと共に、今もなお世界中の人々の心の中に存在しています。

ウィンダム・ヒルをより詳しく知れるサイト一覧

こちらの2つのサイトは、国内のWindham Hillファンサイトの代表的存在です。豊富なアルバムのレビューページに加え、最新のWindham Hill関連の情報も目白押しです。私もWindham Hillを知った当初、夢中で読み漁りました。非常に充実したサイトのため、Windham Hillについて知りたくなったらこちらを訪れれば間違いありません!

管理人のtupichan様には大変お世話になっており、当サイトの恩師的サイトでもあります。(ちなみに、見比べれば明らかなのですが、丘の上の音のサイトデザインは貴サイトにインスパイアされています)

こちらのサイトでは、Windham Hillについての音楽的背景からの解説を読むことができます。ミニマル・ミュージック史など、その他の項目もとても読み応えのある内容です。

ウィンダム・ヒル愛にあふれた、海外のファンサイトです。ファン同士の開かれたコミュニティとしての役割も担っているようです。また、音楽鑑賞の環境への並々ならぬこだわりが伝わってきます。

ウィンダム・ヒル・レコードの代表的なアーティスト一覧

William Ackerman

レーベルの創始者であり、唯一無二の世界観を持ったギタリストです。

George Winston

彼のソロピアノアルバム『Autumn』の大ヒットは、Windham Hillが世界中に認知されるきっかけとなりました。

Michael Hedges

レーベルの枠を超えた、アコースティックギター界の革命児です。その驚異的なテクニックに思わず目が行ってしまいますが、彼曰く「僕はギターを演奏しているんじゃない、ただ音楽を奏でているんだ」とのこと。

Alex de Grassi

上述のWilliam Ackermanさん、Michael Hedgesさんとともに、ウィンダム・ヒルのギタリスト御三家の一人です。彼の多角的なギターアプローチは世界的に評価されています。

Shadowfax

こういったサウンドのバンドは当時の流行でしたが、それらとはまた違った「ウィンダム・ヒルらしさ」とも言える輝きを放っているバンドだと思います。

Montreux

ピアノ奏者・Barbara Higbieさん、マンドリン奏者・Mike Marshallさん、バイオリン奏者・Darol Angerさん、ベース奏者・Micheal Manringさんという、レーベルの人気アーティスト4人によるバンドです。それぞれのソロワークももちろん素晴らしいですが、Darol AngerさんとMike Marshallさんはデュオでの活動が多く、またMichael Manringさんは多くのレーベル作品のレコーディングに参加し、ウィンダム・ヒルを支えました。

Liz Story

まるで降りしきる雨の音のように、次々と聴こえてくる繊細かつ力強い音色。そして、その一つ一つが心地良い…。彼女の奏でるピアノには、そういった美しさがあります。

Phillip Aaberg

上述のGeorge Winstonさんが憧れていたピアニストの一人が彼です。ブルースやジャズの影響を、広大なアメリカの風景を表現するために独自に解釈しているように感じられます。

Nightnoise

彼らのようにアイルランド音楽の流れを汲んだ素晴らしいバンドは多いですが、彼らもまた彼らだけの美しいサウンドを持っています。

Jim Brickman

都会的な音楽性とポピュラーな印象を持ち合わせたピアニストで、幅広い世代からの人気を獲得しています。

Mark Isham

『遠い空の向こうに(原題: October Sky)』の劇伴など、多くの映画音楽も手掛けている名手です。ウィンダム・ヒルでの活動においても、壮大なスケールの楽曲を数多くリリースしています。